音楽アーティストBrian Mayとは

音楽アーティストBrian Mayは一般には英国のロックバンド クイーンのギタリスト兼天体物理学博士として知られていますが、今回はそうではなくて豪州オーストラリア出身の作曲家を取り上げてみます。
名前は余り知られていませんが1979年のMax Maxと1981年のMad Max2といった映画音楽を担当した作曲家というと思い出されるのではないかと思われます。映画自体がリアルでオーストラリアで撮影した際にスタントマンが何人も事故で死亡するなど多くの犠牲が払われて作られた映画とされ、これだけでも話題になったものでした。

音楽アーティストBrian Mayは1934年7月28日生まれで1997年4月25日に亡くなっています。アデレードで生まれ、シニア音楽院でピアニスト、バイオリニスト、指揮者としての訓練を受けました。
1957年にABCアデレードに加わって最高のアンサンブルとして評価されたABCアデレードビッグバンドの形成と実施が求められました。35歳のときにABCのメルボルンショーバンドを手配してメルボルンに移住し、ショーバンドは1969年にラジオデビューを果たしました。
ドラマシリーズのテーマのアレンジが録音され豪州のチャートのトップに上がり10万枚を売り上げました。テレビシリーズで活動した後1984年に映画音楽に彼の関心が集まりました。これまでに30以上の長編の映画音楽を担当して来ています。1997年4月にメルボルンで62歳で死亡しています。音楽原稿はクイーンズランド工科大学に残されていてその写本は国立図書館に保存されています。彼名義のトラスト奨学金南カリフォルニア大学 (USC)で映画批評を学ぶ有望な映画作曲家に提供される為に設立されています。
1975年のエスキモー・ネルの真実の物語から1993年のブラインドサイドまで映画音楽として多く残されています。
特にMad Maxの音楽スコアでは米国ハリウッド映画の音楽とは一味違ってそのリアルかつ重厚感が伝わって来る音作りになっています。