好きな音楽アーティストの曲が私を助けてくれました

中学生の頃から大好きな音楽アーティストが私にはいます。そこから私の音楽好きが始まったと言っても過言ではなく、今では一番初めとなったアーティストだけでなく、さまざまな人たちの音楽に日々触れています。


音楽は本当に素晴らしいものです。学校の授業で音楽を習っていた時や両親からすすめられて通っていたピアノ教室でピアノを習っていた時などはそんなに素晴らしいとは感じませんでしたが、一度でも音楽のすばらしさを体感してしまうともう後には引けません。


私が音楽好きとなる切っ掛けとなった音楽アーティストの楽曲はもちろんのこと、その他のジャンルにおける音楽も人の心を潤し、元気づけ、人と人とを繋いでくれる凄まじいパワーを秘めていると私は思っています。


私がこのように思うのにはきちんとした理由があります。両親の都合で5ヶ月の間、海外で生活していたのですが、私は英語がまるっきし駄目で自分の家族以外の人たちとまともにコミュニケーションも取れないような日々を送っていました。はじめは気にしていませんでしたが、1ヶ月もすると誰かと話したくて仕方が無くなり、それと同時に寂しさや孤独感が募りました。

 

どうにか簡単な英語だけは話せるように暗記しましたが、いざ外国人の方を目の前にすると緊張してしまって言葉が出なくなってしまい、結局まともな会話が出来ずに終わってしまいます。そんな時に、音楽が力になってくれました。


まず、他者とのコミュニケーションが取れずに落ち込んでいる私の心を音楽は救ってくれました。次に、私の好きな音楽アーティストの曲を聴きながら街を散策していたら、「何を聴いているの?」と相手の方から話しかけてきてくれたのです。自分の好きな物についてならば、言葉は上手く話せなくてもパッションでどうにか伝えられる。そう思えた私は、音楽をかけ橋として現地の外国人と次第に打ち解けていくことが出来ました。


互いに好きな曲を教え合い、歌詞を通して言語を教え合う。この行為が、私の海外生活を充実したものへと導いてくれました。とくに私の心の支えとなったのがやはり一番初めに好きになった音楽アーティストの曲で、この曲の事を話すと外国人の友だちからかなりの確率で「夢中なのね」と言われます。