音楽アーティストという呼び名に思うこと

音楽アーティストというと、なんだかとても格好いい響きがあります。アーティストという言葉が「芸術家」のことだからでしょうか。単に音楽をやっているというだけでなく、そこに何か表現者としてのこだわりとかプライドとかいったものを持っている人という感じです。またそのこだわりやプライドを作品やパフォーマンスとして実際に実現出来ている人のことなのではないでしょうか。


一方、ミュージシャンという言葉もあります。こちらは何となく、とにかく「音楽をやっている人」というイメージを持ちます。表現者としてのこだわりなどよりは、どちらかというと、ひたすらに職人的に音楽をやっています、という雰囲気を感じる言葉です。それはそれで、アーティストというのとはまた違った格好よさがあると感じています。


そして、ふと思ったのですが、アーティストというのは何となく自分からは名乗りにくい感じです。「音楽アーティストをやってます」というとちょっと気恥ずかしいというか、自意識過剰な感じになってしまうような気がします。

 

アーティストというのは「芸術家」を指す言葉なだけに、本人がそう名乗るというよりは、まわりがその人を「芸術的な人だ」「表現者だ」と認めて「あの人は音楽アーティストだ」という風に呼ぶのが自然だと思います。本人がいくらそのつもりでも、周囲がそう感じていなかったら、アーティストと名乗っても空回りしてしまうに違いありません。


その点、ミュージシャンという言葉の方が自分としてはずっと使い易いと言えます。ミュージシャンと名乗っても「ああ、音楽をやっている人なんだ」と周囲からも割合に抵抗なく受けとってもらえる気がします。


ミュージシャンと名乗りながら、自分のやりたい音楽を一心にやりながら、いつか気づいたら、まわりの人が自分のことを「音楽アーティスト」と呼んでくれるようになっていた、そんなのが一番格好いいあり方なんじゃないかな、と思っています。

音楽アーティストの中にアイドルは含まれています。

音楽を趣味として楽しんでいる方やお仕事として扱っている方など音楽との関わり方は多岐にわたっています。その関わりの中で、多くの方がアイドルはアーティストなのかと疑問に感じているのではないでしょうか。

 

そこで、音楽アーティストとは何なのか述べていきます。そもそも、アーティストとは英語からできた言葉です。日本語で訳すと芸術家という意味になります。芸術家であれば、音楽をしている人に限りません。例を挙げると、著作家や映像作家や美術家、華道家や茶道家やダンサーなど様々な意味があります。


これらの点を踏まえると、やはりアイドルは音楽アーティストと結論付けることができます。アイドルなんてと馬鹿にする方もいらっしゃいますが、アイドルこそアーティストにふさわしい人物です。


皆さんはアイドルがどんな活動をしているのか知っていますか。主な活動内容について説明していきます。アーティストとして重要な仕事はコンサートやライブです。ライブといっても歌を歌うだけでなく、ダンスをしたり、コントやバンドに取り組んだりとバラエティー豊かです。そのため、様々な層のファンを獲得することもできます。アーティストはたくさんの人に伝えれることに意味があり、アイドルはその条件を満たしています。


さらに活動は、ライブだけに留まりません。なんと、舞台や歌舞伎やミュージカルと幅広く活動しており、老若男女問わず、愛されています。これら以外にも、絵画を得意とするアイドルは絵画展を行うなど美術家の側面をもっています。


もちろん、音楽面でも優れた面を持っています。作詞や作曲や編曲ができ、楽器を演奏することができるアイドルが増えています。そして演奏や歌唱のレベルも高く、最近ではロックフェスに参加するアイドルが存在するのです。

 

加えて、他のジャンルの歌手との歌のコラボレーション企画も成功しています。このように芸術家の側面を多様に持っており、音楽アーティスと呼ぶにふさわしいいジャンルです。

ギターを演奏する音楽アーティストがライブ中に踏むもの

音楽アーティストと呼ばれる人たちの中で、裏方ではなく舞台に立つ人は基本的にボーカリストと演奏者に分かれます。


バンドの場合、一番の花形はボーカリストですが、演奏者の花形といえるのはギタリストでしょう。ボーカリストとほぼ同じ人気、知名度を得ている人も珍しくありません。
当然、そういったギタリストはライブでも注目されますが、彼らをよく見ると演奏中に足で何か踏んでいることがあります。ギタリストはライブ中、いったい何を踏んでいるのでしょうか。


実はエフェクターと呼ばれる機械を操作しているのです。激しい曲をよく演奏するロックバンドであっても、バラード曲がレパートリーの中に大抵あります。バラード曲の場合、ギターの音が歪んでおらず、クリアになっていることが多いですが、ライブだと激しい曲とバラード曲で音を切り替えなければなりません。その切り替えはエフェクターで行うのですが、エフェクターのオンオフは足で操作するようになっているため、ギタリストたちは演奏中に足でスイッチを踏んでいるというわけです。


ギタリストに限らず、音楽アーティストはライブ中にいろいろなものを操作しています。例えば、シンセサイザーの演奏者の場合、曲によってシンセサイザーのスイッチで音を切り替えますし、ベーシストもギタリストと同じくエフェクターの操作を行います。


そのため、プレイヤーは楽器をうまく弾くことだけではなく、エフェクターを使っての音作りや操作についても精通している必要があるのです。


ただ、プレイヤーによってはエフェクターが嫌いという人もいます。そういった人はどのように音を切り替えているのかというと、アンプのイコライザーやスイッチを使っています。ギター用のアンプの場合、特定のボリュームを上げることで音が歪むようになり、そのボリュームを0にすればクリアな音になるので、エフェクターを使うことなく音を変化させられるというわけです。


ただ、レコーディングでならアンプの調整はいつでも自由にできますが、ライブ中にアンプのところまで行ってボリューム操作をするのはあまり現実的ではなく、エフェクターが嫌いな人でも最低限、必要なものを用意して操作するのが普通です。

時代から見る音楽アーティストの演奏形態

戦前のミュージシャンの多くは町から町へと放浪しながら、路上や酒場で演奏して日銭を稼いで生計を立てていました。地域によって異なりますが、遊牧民の中には音楽的に非常に優れた才能を持った人たちもたくさんいて、歌や踊りや楽器演奏などを主として生活の糧を得ることも珍しくありませんでした。

この時代の音楽アーティストは天才と呼ばれた人もいますが、日常生活に問題のある人がほとんどでした。

 

約束を破るのは朝飯前で時間を守ったこともなく、食べ物やお金のことには細かく一日の大半は酔っぱらっているという生活をする人でも、なぜか音楽には真摯に向き合うというある意味で非常に芸術家志向の高い人が多いのもこの時代です。

戦前では様々な実験的要素を含んだ音楽をジャズと呼んでおり、音楽アーティストはこの範疇で様々な楽曲を演奏したり作曲していました。この時代の名演はいまだに語り継がれ聴き続けられています。戦後普及したエレキギターはギタリストの表現力を文字通り増幅した楽器となり、多くのギタリストがさまざまなアプローチで過激な演奏を繰り広げていき、ブルースのリズムで演奏されるアップテンポの曲がのちのロックへと発展していきます。

 

ジャズはさらに表現力を増したギタープレイヤーを排出し、単一的な表現を好まない若いプレイヤーたちは積極的にロックの手法をと入れたジャズを繰り広げていきます。これがのちのクロスオーバーミュージックの基礎となり、フュージョンへと発展していきます。特筆すべきはいずれの音楽もロックミュージシャンからのアプローチから派生していったジャンルです。

戦前のスタイルは確立したものではありませんでしたが、ジャズやブルースのもとになる要素を内包しており、研ぎ澄まされた部分が毛内へと受け継がれています。ほとんどはリズとして受け継がれていき、ギターであれば様々な奏法が現在でも根強く、多くのギタリストたちに愛用されるテクニックとなっています。

音楽アーティストとメッセージの表現方法

メッセージ色の強い詩を書く音楽アーティストは詩作の才能にた長けている人も多く、語彙も豊富で表現力も独特な力強さがあります。ひとつのフレーズに詰め込む言葉の数が多ければ多いほど文章表現はわかりやすくなりますが、歌詞として聞き取る場合にその複雑なメッセージを伝えることができるかが問題になります。

語彙の多さは文章の複雑さにつながり曲として成り立たないこともあります。

簡潔な少ない語彙でメッセージを伝えることは可能ですが、聴く人の想像力も必要になります。音楽アーティストは曲にメッセージを込める方法を模索していく中で、歌い方や言葉の選び方を試行錯誤の中から見つけていきます。

 

多くのボーカリストは自然発生的に自分に合った歌唱を見つけるのではなく、ほとんどの人が歌うことが生活の一部になっています。ミュージシャンは音楽を作ることで生計を立てていますが、ほとんどの人は一日の大半を練習に費やします。練習と添えに伴う訓練に費やすことで持続力が生まれ基礎的な精神力が身に付きます。

 

楽器の練習も同じですがボーカリストはカラオケで歌うような練習ではなく、ボイストレーニングによる発声の訓練で歌唱力を高め、歌い続けることで表現力を養います。歌うことで重要なことは歌うことが好きなだけではなく、歌による表現のこだわりを極めることです。クオリティーの高い楽曲を歌いこなすには生半可な歌唱では歌いこなすことはできません。

 

詞の意味やメロディーへのこだわりなどを考えながら表現することが重要になります。音楽アーティストはミュージシャンにしてもボーカリストにしても作曲をする人は少なく、ほとんどが自分のパフォーマンスに集中するために自分の技巧を磨くことに時間を費やします。

作曲はインスピレーションの表出なので突然形になることもありますが、多くの場合磨き続ける必要があります。テクニックの追求は表現力の向上につながる需要な訓練になります。

音楽アーティストChiffonsについて

音楽アーティストChiffonsは1960年に米国で結成された4人編成のガールズ・グループです。元は3人編成で高等学校時代にすでにグループが結成されていましたした。1962年にソングライターの勧めで他のグループで活躍していたシンガーSylvia Petersonをメンバーの1人として迎えました。


当初はFour Penniesとして活動していましたが1963年に入ってからはChiffonsの名前で使われ初シングル曲He's So Fineをレコーディングしたころにはグループ名も定着し使われるようになりました。
音楽アーティストChiffonsのこの曲は全米で1位になり100万枚以上の売り上げを記録してゴールドディスクを獲得しました。


One Fine Dayは1963年の発表曲でこれはシンガーソングライターのキャロル・キングの曲でTokensのプロデュースでこのグループで歌われることになりました。
1963年7月13日にはビルボードホット100で5位を記録しました。英国やフランス、ニュージーランドでもチャートで上位を獲得したようです。この曲は英国のMindbenderやクリフ・リチャードによってアルバムで取り上げられ、特に1973年のCarpentersのNow & Thenアルバムに収録されていていてよく知られています。


1980年にはシングル曲としてキャロル・キング本人によっても歌われてビルボード・ホット100で12位を記録しています。
最近は動画共有サイトでも1963年当時のレコーディング曲や2014年5月に公開された最新のライブパフォーマンスも視聴できるようになっています。


1970年のジョージ・ハリソンの曲マイ・スウィート・ロードがChiffonsのHe's So Fineを盗用していると著作権侵害の訴えを起こしましたが、ジョージ・ハリソンが意識しないままに盗用したものと認定されました。1975年にはChiffonsもMy Swet Roadを録音しています。1992年にメンバーの1人が死去すると、その後メンバーも変更されたりして3人で活動を行っているようです。

音楽アーティストが選んだ楽器へのアプローチ

音楽アーティストのシグネチャーモデルを手にすると、そのアーティストを身近に感じ取ることができます。気に入ったミュージシャンと同じ楽器が所有できることは、大きな喜びとともに少なからぬ絶望も感じてしまいます。

 

一般的なセッティングは楽器の弾きやすさを求めたものになっており、出力されるサウンドは二の次になっています。音楽アーティストの楽器のセッティングは楽器自体のピークを引き出すように調整されていて、楽器の弾きやすさも考慮されています。最良な状態が得られた楽器の音色は他に比べようもないほど澄んでいて、クリアーであっても減衰することなく音は伸びます。

 

トーンセンスの鋭い音楽アーティストは使用する楽器の状態をよく把握しています。セッティングもシンプルな傾向になることが多く、楽器の特性を生かしたプレイスタイルを確立しています。プロのミュージシャンと同様の楽器を使用するためには自分らしいプレイスタイルを完成させておくことが必要です。

 

シグネチャーモデルは本人と同じ演奏ができるわけではなく、トータルな楽器としての完成度を実感することでプロとしての道具がいかに重要であるかを理解することができます。ボーカリストであれば独自の歌唱法を模索しますが、ミュージシャンであれば持っているセンスをいかに表現するかに心を砕きます。

 

ギタリストであれば技術的に高度な演奏を習得するために長い時間をかけて練習します。技術的な演奏が早いフレーズを中心にしたスピードを重視したものか、ビブラートなどを中心にしたフィンガーテクニックを中心にした奏法を選ぶかは人により判断が異なります。速く弾くことができれば注目を集めることは可能ですが、すぐに息切れを起こしてしまう可能性があります。

 

難解なフレーズの習得は達成感とともに充実感もあります。自己満足度も高くなりますが、ビブラートなどのフィンガーテクニックを身に着けていなければすぐに行き詰る可能性があります。