地元出身の音楽アーティストを応援しています

高校生の新入生歓迎会で、軽音部の先輩たちが歓迎のための演奏をしてくれました。プロではなく、学生の演奏なのにとても勢いのある音楽だったことに衝撃を受けて、自分も軽音部に所属しました。楽器を習っていたことがあったので、ベースの担当になりましたが比較的早く弾けるようになりました。

毎日練習をしてある程度までは上達をしましたが、もう少しというところが抜け出せずに挫折をしてしまいました。同じ軽音部に所属している1つ年上の先輩は、プロ顔負けの上手なギタリストだったので、プロの音楽アーティストになれるのではないかと考えました。それなのに先輩は大学受験のために、あっさり軽音部を辞めてしまったので、他人事ながら寂しさを感じました。しかし高校を卒業してから10年たった先日、ローカル新聞で地元から音楽アーティストを目指している人の記事が掲載されていました。読んでみると、その人こそ高校時代にギターがとても上手だった先輩だったので、とても驚きました。

先輩は大学を卒業して一度は就職したものの、音楽の道を諦めることができずに、地元で音楽バンドを組んでメジャーデビューを目指しているということでした。記事をさらに読み進めていくと、大学受験をしているときもギターを手放さずに密かに練習していたこと、大学ではサークルに入って活動をしていたことなどを読みました。動画共有サイトでギター演奏をアップしているということも紹介されていたので、早速アクセスしてみることにしました。そうしたら高校の時とは比べ物にならないくらい技術が発達していて、音も胸に響いてくるような素晴らしいものでした。まだメジャーデビューは決まっていませんし、本当に音楽アーティストとしてやっていくことができるのかは未知数ですが、同じ地元であり、先輩のギターの音が好きなファンとして応援していきたいと考えています。自分が音楽アーティストになれませんでしたが、誰かに託すことができるのも嬉しいものだと感じています。