初心者から上り詰めた音楽アーティスト、大久保薫

アニソンや声優ソング、アイドルの楽曲などの編曲を担当し、その腕前から「アニソンの神様」「大久保神」とまで評されたのが大久保薫です。モーニング娘の「わがまま 気のまま 愛のジョーク」などにも関わっており聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

大久保薫は今でこそPOPHOLIC所属の有名音楽アーティストですが、彼が音楽の道に進もうとを本格的に進路に定めたのは18歳のころであり、店頭でたまたま聞いたプリンスの曲が気になったからだということです。この時彼はろくにピアノも弾けなかったそうです。小さい頃にピアノを習ってはいたらしいのですが、それはもう昔の話であり専門学校に通うようになってもピアノは片手で、講師を絶句させるほどでしたが現在は得意な楽器にキーボードを上げるほど上達しています。

そんな成り上がり音楽アーティスト大久保薫は「魔法先生ネギま!」の主題歌「ハッピー☆マテリアル」のすべての編曲を手掛けたことで有名です。このころにはすでに実力が認められ有名でした。2007年にはテレビアニメ「School Days」で初のアニメ劇伴音楽を担当しています。

また、彼にはあるコンペで注文の曲調と正反対のもので貫き通した結果、見事採用されたという逸話があります。このような話からも彼が成功した秘訣がわかるような気がしますね。

ところで、彼の作風は初期こそ音をあまり詰め込まないシンプルなものが多かったものの、後に音数が多めのものを好むようになります。他には、ストリングス主体だったりピアノやストリングスをミックスしたような楽曲が特徴と言えるでしょう。このような作風を好むファンも多く、近年はこういった曲調の仕事も多く担当しているようです。
ほぼ初心者から、という超スロースタートから「アニソンの神様」にまで上り詰めたその軌跡には多くの勇気をもらえますね。今もまだ、さらなる高みに上りつつある彼の今後に目が離せません。今後の活躍に期待です。