若いファンが増え続けている音楽アーティスト

音楽というのはその年齢にあったものを聴くというのが基本であり、そのままその音楽アーティストと共に年齢を重ねていくイメージが強いでしょう。中には親子で好まれている音楽アーティストもいますが、現実にはそこまで多くありません。特に、40代の親と10代の子供が同じものを好んでファンになるというのは簡単ではないのです。それはアーティスト自体が年齢を重ねることで、歌える歌の幅が変わってきたり、歌詞の内容が若い世代には受け入れなくなってしまうからと言われています。


しかし、ここ昨今、若いファンが増え続けている音楽アーティストが存在しています。それは、BUMP OF CHICKEN。日本の4人組ロックバンドで、メンバー全員が1979年生まれの幼馴染で結成されています。メジャーデビュー後、セカンドシングルでもあった『天体観測』がドラマ主題歌に抜擢され、一気に注目を集めたバンドでもあります。天体観測は現在もカラオケなどで歌われる歌として有名です。

次々とシングルやアルバムを出し、一気に名前が売れたバンドではあるものの、テレビなどのメディアの出演はせずに製作活動とライブ活動をメインに行ってきました。映画主題歌やアニメ主題歌、昨今ではボーカロイドともコラボレーションするなど幅広い活動を行っています。さらに、2015年には紅白歌合戦に初出演したりとメディア出演も果たしました。また、2016年は結成20周年として幕張メッセでのライブを行っています。

デビューから躍進をし続けたBUMP PF CHICKENは、テレビCM曲などにも起用されることが増え、若い世代にとっても馴染みのある楽曲を提供し続けています。藤原基央が描く世界観に共感する若者が増え、10代のファンもいるというのですから驚きです。彼らは現在38歳ですから、若い人から見ればおじさんバンドなはずなのですが、少年の心を忘れない歌詞に共感する10代が増えているようです。