ジョン・レノンは世界中で尊敬されている音楽アーティスト

いろいろな音楽アーティストがいますが、ジョン・レノンは世界中で尊敬されている人物です。ビートルズの一員として有名ですが、ソロになってからも素晴らしい作品を作り続けました。凶弾に倒れることがなかったら、現在でも第一線で活躍していたかもしれません。ビートルズの時に一緒に曲を作っていたポール・マッカートニーは、今でも良いアルバムを作り続けています。


ジョン・レノンが音楽アーティストとして、尊敬されているのは歌詞の中で理想主義を表現したからです。例えば、有名な「イマジン」には、国がないことを想像してごらんと歌詞の一節があります。現在社会の状況を見ると、良いものだとは言えません。さまざまな国の利害がぶつかり合って、各地で武力衝突が起こっています。その原因となっているのが自国の利害だけを追求する国の動きで、ジョンの曲はそれを批判した内容になっています。


ジョン・レノンは、多面的なアーティストでした。理想主義的な静かな曲ばかり作っていたのではありません。激しいリズムを持ったファンキーな曲も書いています。もともと熱烈な黒人音楽のファンだったので、彼の音楽のベースにはR&Bがあります。このタイプの曲は親しみやすいものが多くて、チャートの上位になったこともあります。例えば、「真夜中を突っ走れ」がこのタイプの代表曲の一つです。


ジョン・レノンの曲の中には、率直に自分の内面を表現したものもあります。それらの曲は重い内容を持っており、メロディーは物悲しいところがあります。彼のように率直に自分のことを表現した音楽アーティストは少ないです。幸せな幼年時代を過ごしたとは言えないところがあり、そのことを歌ったのが「マザー」です。この曲は親しみやすいとは言えませんが、一度聞いたら忘れられない印象を残します。子供の時に母親に捨てられた苦しみを歌った曲で、聞いているとジョンの悲しみが真っ直ぐに伝わってきます。ジョン・レノンの曲は、これからもポップミュージックの名作として聞き継がれていくでしょう。