興味ある音楽アーティスト、12012

私は音楽アーティストにとても興味ありますが、「12012」というバンドに意識を向けています。独特の歌い方や重い音が印象的ですが、そこに知性と狂気が兼ね備わっている様子が特徴的です。どれも強烈な作品だらけですが、インディーズ時代の「12012」はインパクトがあって、かなり身体を張っていました。生み出した作品のベルサレム、ナイトメア、罠、SEVEN、PLAY DOLLsなども爆発的でヘヴィでしたが、ベルサレムのburnは不思議な音で旋律が凄かったのを記憶しています。他のアーティストでは真似ができないパフォーマンスや歌い方、知的で危うい詩がファンを引き付けていたのでしょう。

PLAY DOLLsの最後の曲は本当に矛盾したイメージがありました。作品自体がホワイト、ブラック、グレー、ブルー、レッド、パープルの色を強調していた気がしますが、最後はレッドが濃くなるようなイメージが強かったです。曖昧でも認められない、理想的な結果を望もうとも間に合わない面がある、取り返しがつく一面がある、それでもそこから脱却する歌詞は聞いてから忘れられません。

私は思いました。現在活動休止している12012のボーカルは頭が良すぎるからそこまで表現した、と勝手な判断をしていますが、内容は心理的で裏の裏を返す、リアリティーがあってアグレッシブ、特殊な芸術的表現でファンを魅了したパフォーマンスは他の音楽アーティストとは違った様子は、一目瞭然で分かりました。誰にでもある欲望や狂気をリアルに再現して、結果を出したヴォーカルは才人だと思います。

活動無限休止は残念でしたが、以前のようにインディーズ系の音源を作るか、ベルサレムやPLAY DOLLsのリメイクをして販売して欲しいと考えます。インディーズ時代のPLAY DOLLsはノイズ調がありましたが、更に重みをつけて、最後の曲やメランコリーなどを再現してくれたら、直ぐに買ってしまうでしょう。